CIC信用情報機関でお金の情報丸わかり!信用情報とは?CICの見方大公開
信用情報によりお金に関する情報が管理されています。では、自分の信用情報はどうなっているのか。気になりますね。CICで確認できます。そのCICとは?信用情報の取り方、見方を解説。
信用情報を取る
信用情報を取る、と言ってもそもそも
CIC?
情報を取る?
なんのことやらさっぱり
という方が多いと思います。
そこで今回は「信用情報とは」、「CICとは」、そして「信用情報の見方」を解説します。
この機会にぜひ一度、自分の信用情報を開示してみてください。その結果、生活の質QOLが大きく変わるかもしれません。
信用情報を知らなかったがために、お金に関するいろいろなトラブルや失敗した人は、たくさんいます。
自分自身のお金に関する金融情報が管理されている、ということを知らなかったがゆえに起きる悲劇を回避しましょう。
信用情報とは
海外では、クレジットヒストリーやクレジットスコアと言われているものが、日本では、信用情報と言われています。
信用情報には、CICやJIC、JICCなどいろいろな会社がありますが、基本的にCICを押さえておけばOKです。
信用情報は、お金に関するすべての情報が載りますので、過去にうっかり支払いが遅れたとか、払えなくて整理をしたという情報も、もちろん残っています。
現在の状況が厳しくて、借入れがあることもわかります。これをごまかすことはできません。
お金を借りていなくても、クレジットカードで分割払いやリボ払いをしている場合も、金額が出ます。
信用情報の内容
信用情報に何が入っているかというと、契約している全ての情報です。
住宅ローンはどこの銀行で借りているか、
車をどこで買ったか、
スマホをどこで買ったか
など
すべて載っています。
そして、そこの属性情報である
借りた金額、支払いが行われているか、いつまでの支払いか
なども、
全部載っています。
あなたのお金に関する契約情報が、ここで、全部丸裸になっています。
CICを見ると自分の現在の状況がわかりますし、各金融機関、クレジットカード会社はこれを見て、合否の判断をします。
お金にかかわる契約に影響
日本で生きている18歳以上の方、ほぼすべての方がCICという信用情報機関に名前があり、信用情報が載っています。
我々が知らなくても、こういうもので管理されていると、ぜひ知っていただきたいです。
クレジットカードをつくったり、お金を借りたり、住宅ローンを組んだり、車を買ったりと、
お金に関するすべての契約において、CICが参照されます。
この結果をもとに、クレジットカードの審査に通る、通らない、住宅ローンに通る、通らない、お金を借りられる、借りられないなどのすべてが決まります。
信用情報を取る重要性
認知度が低いこともありますが、信用情報の開示にはマイナスイメージが強いのかもしれません。
債務整理や自己破産、そういうことを経験した方以外、自分の信用情報を取ったことがある人は多くないでしょう。
しかし、信用情報、CICとは、切っても切れない縁で繋がっています。
信用情報がどのような情報を管理しているのかを知れば、情報開示の重要性もお判りいただけると思います。
信用情報があり、我々が知らなくても、こういうもので管理されていると、ぜひ知っていただきたいです。
その上で、自分の情報は取得できますので、ぜひ、見てほしいのです。
知るということから始めてほしいと思います。
結婚する前にお互いの信用情報を開示して、お金に対する価値観を話し合う重要性については、
クレジットカード信用情報CIC~結婚前にお金の価値観を話し合う重要性
で解説しました。
実は、信用情報を取ってほしいもう一つの理由があります。それは忘れられたクレジットカードです。
忘れられたクレジットカードの確認
過去に自分で作って忘れたクレジットカードや、キャンペーンや店頭で店員に勧められ作ったカードがみなさん、あるのです。
自分がもはや使っていない、カードもないけれど、CIC上ではまだ契約が残っているものが、だいたい1~2件あることが多いです。
お金の契約ですので、この機会にぜひ、そういうものを見つける。
そして、何かおかしなものがあれば、必ず、すぐに、契約会社に問い合わせてみてください。
カードの不正利用をみつけたり、無駄な会費の支払いをなくすためにも信用情報を確認しましょう。
CICとは
CICとは、Credit Information Centerの略で、割賦販売法貸金業法 指定信用情報機関です。
信用情報機関は、昭和59年に設立され、主に割賦販売や消費者ローン等のクレジット機能を担う企業と会員とを結ぶ役割があります。
私たちが持っているお金の契約は、基本的にここに記載されます。
お金に関する通信簿
信用情報は、お金に関する通信簿と考えるとわかりやすいかと思います
・車を持っているなら自動車ローン、
・住宅を買ったなら住宅ローン、
・パソコンなどの買い物や習い事の分割が絡むローンです。
クレジットカード情報も全部載っています。
それだけでなく、お金を借りている情報もあります。
銀行から融資を受けている、政策金融公庫からお金を借りているということだけではありません。
アコム、プロミス、モビットなどの消費者金融からお金を借りている場合も、全部この信用情報に記載があります。
現時点で持っているお金に関するすべての契約情報だけでなく、過去の契約情報も残ります。
5年ぐらいの過去の情報が残っているので、これまでに、お金とどういう付き合いをしてきたかということが、客観的に記載されています。
スマホの分割払いも信用情報に
一番身近なところでは、スマートフォンの購入でしょうか。
スマートフォンを持ってる方の90%の方が、分割で買っているそうです。端末代金が高いからですね。
iPhoneも9万~10万円ぐらいしますよね。一括で買える層も少なくなってきて、多くの方が分割払いで買っています。
なにげなく分割払いで買っていますが、これもローン販売になっています。
スマートフォンをローンで買っている場合もCICにちゃんと載っています。
信用情報の取り方
信用情報は郵送か窓口かオンラインで取れます。
オンラインの場合、対応するクレジットカードがあれば、10分くらいで信用情報が取れます。
※対応するクレジットカードをお持ちでない場合は、郵送・窓口となります。
スマホでもパソコンでもOK。
インターネット開示(パソコン、スマートフォン)クレジット一括1000円
郵送開示 定額小為替証書1000円
窓口開示 現金500円
CIC https://www.cic.co.jp
割賦販売法と貸金業法
お金を借りるところは基本的に貸金業法で、クレジットカードやローンは、割賦販売法で管理されています。昔は、ローンを割賦と言っていました。
貸金業法と割賦販売法の大きな違いは「総量規制」の有無です。総量規制があるのは貸金業法です。
過去に消費者金融で問題があり、自殺者や破産者が相次いだことをうけ、貸金業法が改正されて、年収の30%という総量規制が決まったという経緯があります。
消費者金融からお金を借りる場合には適用されますが、クレジットカードのショッピング枠は、割賦販売法で管理されています。
総量規制のある貸金業法
年収の30%までしか、お金を借りることができません。
例えば、年収が300万円の方は、30%の100万円までしか借りることができないという規則があります。
なぜかというと、消費者金融からお金を借りると、年利で15%くらいの金利がかかってきます。
年収の30%以上を高金利で借りてしまうと、まず返済できなくなります。
返済できなくなったり、多重債務を防止するために、総量規制ということで、年収の30%までと決まっています。
割賦販売法
クレジットカードのショッピング枠は、割賦販売法で管理されています。
なので総量規制がありません。年収300万円の方は、300万円分のカード決済が可能です。
つまり、年収300万円の方が、300万円分のリボ残高を持つことが可能に。
でも、カードの金利は、消費者金融と同じく年利15%前後かかってしまうので、破産しかみえません。
本当は怖いリボ払い
リボ払いは毎月の支払いを一定額にできるので、一見楽な支払方法に思えますが…
安易にリボ払いを続けていると恐ろしいことになりかねません。
カードでのショッピング枠は、モノを買ったりご飯を食べたりという、モノかサービスにしか交換ができません。
しかし、割賦販売法には総量規制がないので、年収300万円の方が、300万円分のリボ残高を持つことができてしまいます。
その恐ろしさを、ぜひ知っていただければと思います。
信用情報を取りよりよい未来を
日本で生きている以上、信用情報、CICとは、切っても切れない縁で繋がっていますが、信用情報やCICの認知度は低いです。
しかし、年齢に関係なく、誰もが信用情報によって、お金に関する情報を管理されていることを知ってほしいと思います。
自分の信用情報を取ることで、お金に対する価値観や生活に変化があり、よりよい未来を手に入れましょう。