初心者に奨めるANAマイル
「マイルを貯める3つの方法」では、
マイルを貯めるにはクレジットカードが最も効率が良いということがわかりました。
では、次にどの航空会社のマイルを貯めることが良いのか解説します。
マイルは航空会社間の移行ができません。
ANAマイルはJALマイルに移行できませんし、もちろんJALマイルをANAマイルに移行もできません。
そのため、どの航空会社のマイルを貯めるかをはじめに決めておくことがともて重要となります。
結論は、
初心者はまずANA(全日空)のマイルを貯めよ
ということです。
その理由はこれから解説しますが、マイレージとの付き合いは5年10年と長期に渡ります。
それはクレジットカードとの信用関係も長期に渡るからです。
仮にあなたが20代や30代だとした場合、今後収入が伸びてゆき、
マイホームの購入や転職、独立などの色々な人生のターニングポイントに遭遇します。
女性の方なら結婚や出産を機に退職して専業主婦になる可能性もあります。
クレジットカードとの付き合い、信用構築は一生ものです。
今からしっかりと自分に合ったカードを選択し、信用関係を築いていけば、
今後人生の転機に遭遇した時に、きっと築き上げた信用があなたを助けてくれます。
そしてあなたが使用するクレジットカードで、
貯める事が出来るマイレージプログラム(航空会社)が決まります。
そのため、はじめにどこの航空会社のマイルを貯めるかということが最も重要になります。
JALではなくANAマイルのメリット
今からマイルを貯めるなら間違いなくANA(全日空)です。
その理由は2つです。
①ANAとJALが所属する「航空連合」の違い
ANA | スターアライアンス(Star Alliance)に所属。 加盟航空会社27社、世界1,329都市に就航。 |
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JAL | ワンワールド(oneworld)に所属。 加盟航空会社16社、世界992都市に就航。 |
ANA、JALともにそれぞれのマイルで、
所属する航空連合の航空会社の特典航空券を取得することができます。
ANAならスターアライアンスに所属する航空会社の特典航空券が取得できるといった形です。
この航空連合の差がとても大きいのです。
当然、就航都市数が多いほうが有利です。
JAL系のワンワールドは、
ANA系のスターアライアンスと比べると、どうしてもこの点が劣ってしまいます。
例えば、日本から海外に就航している航空会社は当然ANA、JALだけではないので、
就航都市数が多いということは、結果としてマイルで行ける選択肢が増えるというメリットに繋がります。
国内旅行しか行かない人は関係ないと思うかもしれません。
しかし、例えばANA国内線はANAだけでなく、
提携航空会社のユナイテッドエアラインなどからも取得することができるのです。
ANAで国内線を取ろうと思ったら満席だったけど、
スターアライアンス提携航空会社のユナイテッドエアラインから取得したら、空席で取れた!
こういう事例は意外と多くあります。
また、今は行かなくても今後海外に行く機会が出てくるかもしれません。
「将来性」という面においても、ANAマイルを貯めることをおすすめ致します。
②クレジットカードとの相性の良さ
今現在ANAマイルかJALマイルなら、長期的に見た場合ANAマイルの方が有利です。
それはクレジットカードとの相性の良さです。
ANAマイルはANA系カードの他に、
アメリカン・エキスプレス・ダイナースの外資系2社のカードからマイルを移行することができます。
JALでも「JALアメリカン・エキスプレス」「JALダイナースカード」というカードがありますが、
これはJALマイルのみしか貯める事ができません。
マイルは複数の航空会社に移行できることがとても重要です。
ANA、デルタ、ユナイテッドエアラインの3社に移行できる「アメリカン・エキスプレス」「ダイナース」は、
今後長い目で見ると非常に有利となります。
今はアメリカン・エキスプレスやダイナースを使う必要がないかもしれません。
しかし、今後の成長で年間カード決済額が増えると、この2社のカードは必ずメリットがあります。
クレジットカードとの付き合いは一生ものです。
今から自分の将来性を見越してクレジットカードを選択することが重要です。
以上、①②の観点から短期的に見ても、長期的に見ても、ANAマイルを貯めることをお奨めします。