JALダイナースプレミアムカードはインパクト大!発行可能性とメリット
JALダイナースプレミアムカード発行の可能性は?高付加価値、高還元率のダイナース上級カードで明確な差別化、高い年会費に見合うユーザーメリットはインパクト大!
JALダイナースプレミアム実現のインパクト
ダイナースの新しいカードに関しては、いろいろと情報が飛び交っています。
噂の一つ、JALダイナースプレミアムカード、 以前から話は出ていますが、実現は今年も難しいのかなと思います。
噂は噂として、前回お伝えしたメタルカード発行情報も同じですが、魅力ある噂がネットで持ち上がることで、ユーザーの退会の抑止力になる側面もあるのではないでしょうか。
どのようなユーザーメリットがあるのか、実現の可能性はどうなのか。徹底解説します。
退会を抑止するようなメリットとは?
JALダイナースプレミアムが実現した場合は、作りたいという人はたくさんいます。
それはなぜか。
JALカードはたくさんありますが、JALカードで、「プレミアム」「プラチナ」などの上級カードは、あまりありません。
JALマイルを貯めている方にとって、高付加価値、高還元率のユーザーメリットが期待されるからです。
マイレージシステムの変更
JALは経営破綻した際に、マイレージの内容が大きな影響を受けました。
以前はJALマイルへの移行方法や交換方法がたくさんありましたが、破綻を契機に制限されてしまったものが多いです。
例えば、アメックス・グリーン、ゴールド、プラチナのどのカードからでもJALとANAそれぞれにポイント移行ができました。
例えば10万ポイントあったら、JALとANAに5万ポイントずつ振り分けができた時代がありました。
しかし、数年前からJALには移行できなくなっています。
※2020年10月13日、JALマイルへの移行が復活していますが移行レートが悪いです。
2,500ポイント=1,000JALマイル(0.4%)
「メンバーシップ・リワード・プラス」(年間費用3300円(税込)登録の場合)
そう考えると、SPGアメックスは、現段階では非常に優秀です。
実質1.25%のマイル交換レートを維持しながら、JAL、ANA、それ以外に移行でき、利便性の高いカードです。
JALとANAの「プラチナカード」
JALとANAの「プラチナカード」には、何があるのでしょうか。
JALでは、アメックスのプラチナがあります。最高位のカードですが、年会費が3万4100円なのでほかで言うとゴールドカードクラスのカードのイメージです。
ポイント還元率は100円で1マイル(1%)です。
ANAでは、
・JCBのプレミアムカード:100円=1.3マイル(1.3%)
・ANAダイナースプレミアム:100円=1.5マイル(1.5%)
・三井住友が発行するANA VISAプラチナカード:100円=1.5マイル(1.5%)
・ANA アメックスプレミアムカード:100円=1マイル(1%)
の4種類の選択肢があります。
高い還元率ですが年会費も高い。こういったところでJALとANAの差が出てきます。
差別化とメリット
高い年会費のカードを出す際には、ユーザーにとって、明確な差別化と、年会費を払ってもいいと思えるメリットが必要です。
例えばアメックスはメタルカードを出して、非常に人気になりました。
ダイナースがアメックスの二番煎じを行っても、ある程度人気は出ると思います。
他社がやっていない「JALダイナースプレミアム」の発行が、僕は非常にインパクトがあると思います。
JALマイルを貯めている方々にヒアリングしたところ、高付加価値、高還元率カードを出したら作りたい、という人がたくさんいます。
JALとANAの差別化
JALダイナースプレミアムが実現すれば何が一番差別化できるかというと、JALマイルの還元率です。
ANAダイナースプレミアムが1.5%の還元率を維持しています。
JALダイナースプレミアムもANAと同等の1.5%を実現できれば、大きなインパクトだと僕は思います。
JALダイナースプレミアが出ない理由
出ない理由の一つとしては、JALとの契約ではないかと思います。
クレジットカードには、いろいろなポイントがあります。ポイントの中でマイルの調達コストは、非常に高い。
例えばANAマイルは、クレジットカード会社がANAから必要な分のマイルを購入して、ユーザーに付与していますが、ANAからマイルを調達するレートが非常に大きい。
もし発行されるならANAダイナースやANA VISAプラチナプレミアムカードの還元率と、同等の条件、もしくは近い条件にする必要があるのかもしれません。
JALとの契約条件
例えば、ANAダイナースプレミアムや三井住友が発行するANA VISAプラチナは1.5%のマイル還元率を実現しています。
これはかなり頑張って維持していると思います。
特に三井住友が発行するANA VISAプレミアムは、国税と地方税の税金をカードで支払った場合にも、満額のポイントを付与しています
ANAの条件が良すぎるのか、JALが渋って決まらないのかは分かりませんが、うまくまとまらないから、実現できていない理由の一つかと思います。
結果として、他社でもJALのプレミアムカードは出ていません。
他社にない新しい挑戦
ダイナースを新規で持ちたいとか、他社から切り替えてでも持ちたいと思うには、他社がやっていない新しい挑戦が必要でしょう。
カードホルダーにとってメリットだと思えるものを、提供する必要があるのではと僕は思います。
個人的には、来年3月がダイナース更新です。60周年で明確な発表がなかったので、来年3月どうしようか思っています。
JALダイナースプレミアム実現はいつ?
ダイナースカードが今後出すかもしれない、JALダイナースプレミアムカードについて、解説しました。
実現にはまだまだハードルが高そうですが、噂が独り歩きするだけで、解約や他社への乗り換えをしようと思っているユーザーの、退会の抑止力になる側面もあるのではないかと僕は思います。
噂の一つ、メタルカードについては前回の記事でご紹介しました。
ダイナースがついにメタルカード発行か!噂を検証2021年説の真実とは
メタルカードの発表は残念ながらありませんでしたが、カードデザイン刷新のリリースが12月1日にありました。
来年はダイナースのイベントがあることを期待しています。