クレジットカードスコアとは?
あなたは、クレジットスコア(クレジットヒストリ)という言葉をご存知ですか?
実は、あなたが持っているクレジットカードの枚数や発行会社名、限度額、支払い状況は、
全てこのクレジットスコアとして、CIC、JICCと言った信用情報機関が保有しています。
これは、クレジットカード申込時の同意事項にも含まれています。
さらに、住宅ローンや自動車ローンなどの各種ローン残高、キャッシングや消費者金融、
スマートフォンの分割支払い契約の情報まで一括で管理しています。
これらの情報は、あなたの人生において非常に重要です。
あなたが新しくローンを組んだり、クレジットカードを契約したりする場合は、
必ずこのCIC、JICC等の信用情報機関に照会が入り、過去の状況と照らし合わされます。
つまり、過去に支払い遅延があったり、強制解約されてしまった事実があると、ここにきちんと記載されているので、
その情報は、全てのクレジットカード発行会社、ローン会社、銀行等が参照可能となります。
CICとJICCとは?
簡単に言うと、主なクレジットカードは「CIC」、消費者金融は「JICC」に加入しているイメージです。
※クレジットカードでも、JICCに加入しているところもあれば、CIC、JICCの双方に加入している会社もあります。
両方とも契約者の
氏名、生年月日、住所、電話番号、勤務先、運転免許証の番号、配偶者情報
をはじめ、
各クレジットカード、ローンの契約年月日、貸付金額(クレジットカードの与信額)、貸付残高(クレジットカードの利用残高)、支払い遅延の有無(元本と利息)
など、非常に多くの個人情報が記載されています。
例えば、クレジットカードを5枚持っていれば、5社分の上記情報がそれぞれ記載されています。
あなたのお金に関する個人情報が丸裸になっているといっても過言ではありません。
新規にクレジットカードを申し込むと、クレジットカード会社から申し込み内容がCIC、JICCに記載され、
登録済みの情報と照会し、虚偽の申告がないかなども確認されます。
また、クレジットカード発行後は、与信枠の金額や毎月の支払いがきちんと行われているかなどの情報が記載されます。
この情報は、加盟する全ての会社が観覧可能です。
そのため、1社で支払い遅延を起こし、強制退会となると、
その情報が記載され、他のクレジットカードも順を追って限度額の引き下げや強制退会になるケースが多いです。
クレジットカードの発行会社が異なっても、
全ての情報は繋がっているという認識を持ち、常に支払いには注意してください。
絶対にNG!クレジットカードの支払いを守らないと恐ろしいことになる
この信用情報機関でのデータ保持期間ですが、
支払い遅延(目安として1ヶ月以内程度):2年
支払い遅延(3ヶ月以上):5年
強制退会:5年
自己破産:10年
となります。
支払い遅延も3ヶ月を超えると、5年間記録が残りますので注意が必要です。
※期間は、これより短くても記載される場合もあります。
上記から基本的に「5年」が経つと、全ての情報が信用情報機関からは消えますが、
この他に「社内データ」というものがあります。
これは、顧客情報を社内のデータベースで記録しているものです。
この社内データというものがやっかいで、
こちらはコンピュータ上で「99年」に設定されているものが多く、半永久的にデータが残ります。
つまり、5年経って信用情報機関では記録が消えても、社内データベースの記録は消えないため、
一度強制退会となったクレジットカードは、作ることが出来ないと覚えておいてください。
※一部カード会社によっては作成できるところもあるようです。
CIC、JICCの情報を自分で確認しよう
実は、CIC、JICCの情報は、あなた自身で確認することが可能です。
新規のクレジットカードやローンが審査に通らないといった場合は、
ほとんどの場合、ここに原因があります。
自身で開示請求を行うことで、原因が判明する場合が多いです。
クレジットスコアとの付き合いは「一生もの」です。
どちらもインターネットで開示請求ができ、費用も安いので、
1、2年に一度など、定期的にチェックすることをおすすめ致します。
- CIC・JICCの開示はこちら
-
(CIC)http://www.cic.co.jp/mydata/pc/
(JICC)http://www.jicc.co.jp/kaiji/procedure/mobile/index.html